VPNコラム 中国VPN

中国でVPNの使用は違法?合法?グレーゾーン?

中国でVPNの利用は違法なの?

みなさんご存知の通り、中国のネット規制を回避するためには、VPNが必要です。

VPNを使用することで、中国国外のWebサイトやWebサービスに制限なくアクセスできるようになりますが、近年、中国当局によるVPN規制が厳しくなっているという話をよく耳にします。

中には実際に逮捕されたケースがあるという噂も!

この記事では、中国におけるVPN使用の違法性について、詳しく説明しています。

こんな方に読んでほしい

  • 中国でVPNが違法なのか心配
  • 日本人がVPNで摘発されるリスクを知りたい
  • 中国のVPN規制についての法的根拠を知りたい

中国のVPN規制について

中国ではVPNの使用が法律で”規制”されています。

ただし、VPNが”禁止”されている訳ではありません。

中国当局に認可されているVPNなら使用しても問題ないと言われています。

中国当局に認可されているVPNは、中国3大キャリア(中国移動、中国聯通、中国電信)のみが提供しています。契約審査をクリアするためには資本金1000万元以上の法人が条件で、通信料金も低速帯の 2Mbpsで年間2万元(約40万円)から高速帯の500Mbpsでは年間140万元(約2600万円)という高額な料金設定となっており、また、個人での契約は不可能となっています。

中国でVPNが規制されている法的根拠

《中华人民共和国计算机信息网络国际联网管理暂行规定》の第6条と第14条を要約すると以下のようになります。

  • 海外のネットワークにアクセスする場合、必ず認可されたVPNを使用しなければならない
  • いかなる団体および個人も、自らVPNを設定してはならない
  • この規定に違反した場合、15000元以下の罰金を課すことができる
  • VPNを使用して得た所得はすべて没収できる

この規定は1996年に発表されたもので「VPN」ではなく「信道」という単語で表記されていたため、以前は「信道」は電話線や光ファイバーなどといった物理的に実在する通信手段のことを指し、仮想のネットワークのVPNは該当しないという解釈をする専門家もいました。

しかし、2017年に施行されたサイバーセキュリティ法により、VPNの規制がさらに強化されました。

この法律の施行により、2018年から実際にVPNの使用により摘発されたケースも報告されています。

VPN使用で摘発された事例について

やはりVPNの使用で実際に摘発された事例はあるようです。

中国では行政処罰の結果がネット上で公開されているので、本当にVPNで摘発された事例があるのか調べてみました。

Googleで「行政处罚信息公开」を検索すると出てきます

罪名「使用非法定信道进行国际联网」(非合法の信道を使って国際ネットワークにアクセス)で検索してみます

2018年9月から2023年現在までの間に”57件”の処罰事案が出てきました。

また、コロナの影響でしょうか?2020年9月以降の摘発記録は出てきませんでした。

摘発事例:張○○さんのケース

2020年9月14日に摘発された浙江省の張○○さんのケースを見てみましょう。

行政処罰決定書

2014年~2020年9月6日までの期間、張●●は自身のスマホに壁越ソフトをダウンロードし登録後、海外のTwitter、Facebook、YouTube、Instagramなどを利用してインターネット上から各種情報にアクセス、所得は無し、2020年9月14日当局に摘発される。張●●の行為は、非合法な信道を構成および使用して国際ネットワークにアクセスしている。 行政処分の種類と根拠:《中华人民共和国计算机信息网络国际联网管理暂行规定》第6条、第14条の規定に基づき、張●●に警告の行政処分を与えることを決定した。行政処分の執行の方法及び期間:現場訓戒

中国人はVPNを使わなくなった?

中国政府によるVPN規制が厳しくなり、中国人はVPNを使わなくなったのでしょうか?

現実にはそんなことはありません。

今でも私のまわりの中国人は普通にVPNを使って海外のSNSにアクセスしています。

ヒアリングしてみると・・・

  • 周囲でVPNで捕まった人など聞いたことが無い
  • 15億人いる中国でたった50人程度の確率
  • 摘発された人はVPNを使って政府に批判的な発言や思想を繰り返し発信したのでは?
  • 摘発されなくても監視と記録はされているので注意は必要

中国のVPN規制 まとめ

結論:

中国でVPNを使って海外にアクセスすることは違法です!

ただし

  • 実際に摘発されるのは非常にレアケース
  • 摘発されたのは中国政府に批判的な発言を書き込んだ人
  • 捕まっても軽犯罪で基本は罰金のみ
  • 外国人が摘発される恐れはほとんど無いと言える

なので、あまり神経質になる必要はないと思います。

ただし、中国で使ったあなたのインターネット履歴は、中国当局に監視と記録がされています。

監視されていることを前提に、ネット上での言論には十分注意しましょう。

中国の美人弁護士の見解

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中国おすすめVPN

ここからは、中国でおすすめのVPNを2つご紹介します。

UCSS

サーバー数
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国数
17
同時接続
3台
サポート
メール

もっと詳しく

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データログ収集ログ、DNSクエリの保持なし
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対応デバイスOSWindows, macOS, iOS, Android, ルーターなど
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長所

  • 他社を圧倒する通信パフォーマンス
  • ストレスフリーなケタ違いの高速VPN
  • 中国でいちばん使えると評判
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注意点

  • 無料トライアル無し
  • プランは3ヶ月から
  • 月間通信量に上限あり
  • 価格がやや高め

\ケタ違いの高速通信/

UCSSをもっと詳しく

VPNを超える次世代のデータ転送サービス

かべネコVPN

サーバー数
44
国数
4
同時接続
1台
サポート
メール

もっと詳しく

プロトコルの種類OpenConnect, PPTP, L2TP, Trojan-GFW, IKEv2, shadowsocks
データログ収集個人情報保護方針あり
ストリーミング対応Amazonプライム、Netflix、Hulu、DAZN、U-NEXT、Abema など
対応デバイスOSWindows, macOS, iOS, Android
通信パフォーマンスこちらを参照
無料トライアル最大21日間無料

かべネコVPは、日本企業が運営するVPNサービスです。VPNを使用しない日がある場合は、最大契約期間の50%分を繰り越して自動延長してくれるお得なサービスです。また、有料プランに契約した後に不満があれば解約する返金制度ではなく、かべネコVPNはメールアドレスを登録するだけで2週間完全無料でお試しでき、面倒な解約手続きも不要です。世界でいちばんネット規制の厳しいと言われる中国当局によるネット規制強化情報及び規制回避の方法などの最新情報を、ホームページやTwitterなどで日本語で発信しているブログも評判が良いです。1年プランなら月額480円とコストパフォーマンスも非常に良いため、セカンドVPNとしても活用できます。

長所

  • 最大21日間の無料トライアル
  • 使わない日は繰り越せるプラン
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  • 中国のネット規制をブログ発信
  • 高速通信で快適な動画視聴
  • シビアな通信が求められるニーズにも対応
  • 日本企業による安心サポート

注意点

  • 同一アカウントによる接続は1端末のみ
  • 日本以外のサーバーが少ない

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